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    夜の「辛いもの」で体温を下げて、ぐっすり深まる眠り

    夜の「辛いもの」で体温を下げて、ぐっすり深まる眠り

    日頃から「夜ベッドに入っても手足が冷えて寝付けない」「頭や身体が冴えてしまってうまく休息モードに入れない」と悩むことはないでしょうか。


    実はそんな夜の心強い味方になるのが、キムチやスパイシーな料理に含まれる「唐辛子(カプサイシン)」の力です。

    「辛いものを食べると刺激で目が冴えてしまいそう」と思われがちですが、時間を守って上手に取り入れれば、身体の奥の温度をスムーズに下げて深い眠りへと導いてくれます。


    今回は、辛い食べ物が持つ体温調節の意外な仕組みと、一年中使える具体的な取り入れ方を紐解いてみませんか。


    一度温まったあとに体温が下がる、身体の「引き算」の仕組み


    私たちが朝まで深く眠るためには、手足の先から体内の熱を逃がし、身体の奥の温度(深部体温)をしっかり下げてあげる必要があります。


    唐辛子に含まれるカプサイシンを口にすると、まずは内臓や全身の血流が一時的にじわーっと温まり、手足の細かい血管までキレイにひらいていきます。

    血管がひらいたあとにじんわりと汗をかき、その水分が蒸発するときに体内の熱を効率よく外へ追い出してくれるのです。


    「一度体内を温めてから、そのあと一気に体温を下げていく」というこの大きな波こそが、スムーズに入眠するための理想的なスイッチになります。


    夜遅い激辛料理は、かえって脳を興奮させてしまうことも


    身体の熱を逃がしてくれる効果がある一方で、食べる時間帯や辛さの度合いを間違えてしまうと、逆効果になってしまうことがあります。

    寝る直前に激辛のスープやスパイスたっぷりの料理を食べてしまうと、胃腸への刺激が強すぎて脳が興奮状態になり、目が冴えてしまうからです。


    さらに、消化に時間がかかる脂っこいお肉と辛みが重なると、寝ている間も胃腸が休まらずに働き続けることになります。

    カプサイシンの効果を純粋に睡眠へとつなげるためには、胃腸をいたわる「賢いルール」を知っておくことがとても大切です。


    睡眠を味方につけるための「辛いものの食べ方」3つの具体策


    夕食に辛いものを楽しみながら、夜の体温降下をスムーズに起こすためには、具体的に3つのルールを守るのがおすすめです。


    1つ目は、食べるタイミングを「就寝の3時間から4時間前まで」に済ませ、眠る頃には胃腸の消化をすっかり落ち着かせておくことです。

    2つ目は、激辛ではなく「じんわり額が汗ばむ程度の優しい辛さ」を選び、身体を過度に刺激しないように手加減することです。

    そして3つ目は、豆腐や納豆、卵といった「タンパク質」と一緒に食べて、胃の粘膜を保護しながらカプサイシンを穏やかに吸収させることです。


    今夜は程よい辛みを味わい、身体の芯から静かに休む


    一日の終わりに、冷えや緊張で強張った身体を放っておくのをやめて、今夜は旬のスパイスや唐辛子の力を借りて内側から整えてみるのはいかがでしょうか。


    程よい辛さの料理をゆっくりと味わい、じんわりと体内の熱が解き放たれていくのを感じる時間です。

    血管が広がって手足が温まり、そこから余分な熱が逃げて身体の奥がすうっと冷めていく心地よさ。

    身体の芯の緊張がほぐれていくにつれて、一日中張り詰めていた心と身体の強張りは自然と凪いでいきます。


    穏やかな体温の波に身を預けていくとき、私たちは自然と、朝まで続く深い休息の時間へと優しく引き込まれていくのではないでしょうか。

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