子どもと一緒に布団に入り、すやすやと可愛い寝顔を眺める時間は、とても幸せなものです。
けれど夜が更けるにつれて、子どもの元気な寝相に押し出され、気づけば布団の端っこで身体を小さく丸めて固まっていることはないでしょうか。
落ちないように、起こさないようにと身体を強張らせたままでいると、朝起きたときに肩や腰が重く、疲労感が残ってしまうことがあります。
今回は、子どもと寝るときに起きる身体の強張りの理由と、端っこでも自分の身体をいたわりながら朝まで心地よく休むための具体的な工夫を紐解いてみませんか。
寝返りが打てないと、筋肉も自律神経も緊張し続ける
人間は寝ている間に何度も寝返りを打つことで、特定の部位に体重がかかり続けるのを防ぎ、全身の血流を促しています。
しかし、子どもの足や手が当たらないように位置を固定したり、布団の端で小さくなったりしていると、寝返りを自由に打つことができなくなります。
同じ姿勢で固まった筋肉は血流が滞り、肩や腰、首の周りにじわじわと緊張が溜まっていきます。
さらに「子どもを起こしてはいけない」という意識が働くことで脳が警戒モードを解けず、深い睡眠へと切り替わりにくくなってしまうのです。
自由のきかない姿勢が、朝の不調や重たさを生む
身体を折り曲げたり、端っこで細くなって眠り続けると、全身の筋肉が緊張したまま朝を迎えることになります。
本来なら眠っている間に解けるはずの一日の疲労が身体の奥に残ってしまい、「しっかり寝たはずなのに身体が痛い」という状態を引き起こします。
愛おしいぬくもりを感じながらも、身体の自由が効かないストレスが少しずつ蓄積してしまうのはごく自然なことです。
子どもを守る優しさゆえに、知らず知らずのうちに自分の身体へ負担をかけてしまっているのかもしれません。
端っこで固まる夜も、身体の強張りを解く工夫
子どもとの睡眠時間を大切にしながら、自分の身体の強張りを優しく緩めてあげるには、日々の寝室に小さな工夫を取り入れるのが近道です。
自分の背中側に丸めたタオルケットやクッションを支えとして置き、端っこでも身体が安定するスペースを作っておくこと。
子どもが深く眠ったタイミングでそっと体勢を整え、布団の中で手足をぐーっと伸ばして関節の強張りを一度リセットしてあげること。
朝起きたらベッドの上で両手を大きく広げて深呼吸をし、縮こまっていた胸や肩を気持ちよく開いてあげること。
自分の身体に「よく頑張ったね」と声をかけるようなケアを足してあげることで、身体の力みは静かに解けていきます。
今夜は小さなゆとりを作り、愛おしさと共に穏やかに休む
一日の終わりに、身体の狭さや強張りに耐えながらじっと横になるのをやめて、今夜は自分のための小さなスペースを整えてみるのはいかがでしょうか。
背中にひとつ支えがあるだけで身体の無駄な力が抜け、張り詰めていた筋肉がじんわりとほぐれていくのを感じる時間です。
子どもの温かい息遣いを感じながら、自分自身の身体も優しく解き放たれていく心地よさ。
端っこでの緊張感が緩んでいくにつれて、一日中張り詰めていた心と身体の強張りは自然と凪いでいきます。
愛おしさと安心感に身を委ねていくとき、私たちは自然と、朝まで途切れない深い休息の時間へと引き込まれていくのではないでしょうか。